軸封の代表的な方法を図示します。
軸封方式は、液質・使用条件・経済性を考慮し、より最適な方法を選定します。

グランドパッキン
最も一般的で簡単なシール方式です。 移送する液体の種類により、材質を決定します。
シングルメカニカルシール
メカニカルシールとしては最も一般的な方法であり、移送する液体の粘度・温度・圧力により、メカニカルシールの構造や各部の材質を決定します。
タンデム型メカニカルシールメカニカルシール
メカニカルシールの摺動面やパッキン部分で固化する液体のシールに適しています。
メカニカルシールボックス内部に外部より溶剤を循環冷却するか、またはチャンバー内に溶剤を貯めておくことで内部洗浄ができ、シールの寿命を伸ばします。
シール圧 Max. 0.05MPaG
ダブルメカニカルシール
軸封精度が最も高い方法であり、外部よりシールに必要な圧力をもったシール液を循環冷却します。特に固化しやすい液体、スラリー分を多く含む液体、外部リークが少量でも不都合な液体のシールに適しています。
加圧循環装置の無い場合、均圧器を使って加圧する事も可能です。
シール圧力=吐出圧+0.05~0.1MPaG